地球には、約3000万種類の生きものがいるといわれていて、おたがいに関わりあって生きているんだ。「生物多様性」とは、生きものたちの豊かな個性とつながりのこと。私たちの暮らしは、いろいろな生きものが関わりあう豊かな生態系によって支えられているんだよ。水や空気、食料などは生態系からの恵みなんだ。
生態系は、おたがいに関わりあう多様な生きものが、バランスよくすんでいることによって、豊かさを保っているんだ。でも、私たち人間の活動を主な原因とする「4つの危機」により、そのバランスがくずれて、絶滅したり、絶滅が心配される生きものが増え、生物多様性がおびやかされているんだ。
東京都発行の「東京都レッドデータブック」で絶滅の恐れのある生きものや植物の状況を見てみよう。
森林の開拓や海岸の埋め立てなどの開発による生息地の減少や、生きもののとりすぎなどで、種類や数が減っているんだ。
東京都では都市の開発により、水田がどんどん減っているんだ。そのため、カエルなどの水辺にすむ生きものも減ってしまったよ。
雑木林や農地など、人が管理していた場所の管理をしなくなったことで、そこにすんでいた生きものが、すみにくくなってしまったんだ。
区では多種多様な生きものの生息・生育地である森林の手入れをして、守っているよ。「中央区の森」は東京都西多摩郡檜原村にあるよ。
もともとそこにいなかった「外来種」を人が放すことにより、昔からいた「在来種」が生息場所を奪われたりして、数が減ってしまっているよ。
「外来種」は、持ち込まない、放さないようにしよう。ペットは責任をもってかおうね。
気温上昇により生きものの分布が変わってしまったり、生息できる環境が失われたりして、生きものの生息や生育に影響を与えているよ。
東京湾には多彩な魚がすんでいるけど、最近は温暖化により珊瑚がすみ、ワカメがとれなくなるという変化が起きているんだ。