愛みち子
毎年のように異常気象が指摘され、未知の地球環境の下、樹木は益々重要な存在になっています。とりわけヒートアイランド現象が酷くなる一方の東京では、樹木は不可欠です。
私たちの目的は、主に都市の樹木(街路樹・公園木・公開緑地・街道並木等)の健全な育成です。
日本では樹木の価値がきちんと認知されず、管理者(国や自治体や企業など)が「緑の充実」を謳いながら、健全な樹木まで、様々な理由(再開発、無電柱化、自転車道、道路整備、地下工事、台風対策、落ち葉、野鳥や虫、管理費不足など)で、伐採しています。
中には貴重な100年以上の大木や、100本単位で高木を減らすこともあります。それによって、環境や景観、人々の心身の健康が悪化し、ひいてはモラルや民主主義にも悪影響を及ぼします。
そこで、各地域の方と協力して、管理者に樹木の価値を説明し、保存や健全な維持管理を求めています。これまで東京都、中央区、千代田区、文京区、江戸川区、練馬区、江東区、墨田区、国交省などの管理者や、ビル管理、不動産、建設、土木、鉄道などの企業と、話合いや協力関係の構築をしてきました。
現在、中央区内でも再開発が多数あり、立派な街路樹を守ることが喫緊の課題です。
近頃は自治体が自ら所有する公園を、商業化などの理由で、大幅に壊し、同時に樹木を撤去しています。神宮外苑の問題が有名ですが、それ以外にも、日比谷公園、浜町公園の樹木が危機にあり、樹木を保護すべく努力しています。
同時に、樹木の現状調査、重要性や可能性の研究学習を行い、それらを広く知らせるため、新聞や雑誌に寄稿しています。
勉強会やシンポジウムなども行います。ネットワークの構築や、樹木に関するルール作りも進めていく予定です。
streetree2020@gmail.com
前身である「千代田の街路樹を守る会」は2016年都心の街路樹を守るためにつくりました。
多くの賛同を得て、相談も集まり、今後の必要性を見据え、2020年に一般社団法人となりました。
会員は、都心の学校や企業の社員やOB、研究者、ジャーナリスト、会社などです。小さな団体ですが、市民の立場で、主体的に都市の樹々と環境を守っています。
気候変動下、樹木の重要性は増しています。私たちの問題提起は、地球の環境、日本のあり方に関わります。皆の知恵を集めて、創造的に活動し、中央区はじめ、都市の環境に資するよう活動していきます。
